普通の地方女子大学生の私が突然社長になる話。

こんにちは。スマイリースの宮川です。

いつもおふざけをテーマに連載しているバズプロ研究所ですが、
今回の記事では、この場をお借りしてご報告と、お伝えしたいことがあります。

まず、私、宮川が、学生団体スマイリースの代表を1年間勤めて参りましたが、2021年3月31日をもって代表を卒業させていただきました。二代目代表として富永が就任致しました。
引き続き、学生団体スマイリースのことをよろしくお願いいたします。

そして、ここ『未来ダイバー』は「長崎の未来に若者がダイブする」をテーマにしていますが、今回私も未来に向けてダイブすることを決断しました。

何にダイブするかというと、就職という道ではなく、起業家としての道を進むことにしたのです。

1年前まで、教師になることを目指していたどこにでもいる普通の女子大生だった私が、なぜ起業家の道を選んだのか、すべてお話させていただきます。

学生団体スマイリースを立ち上げたわけ

ある日、教育学部にいる=教師になるという一般的なレールに乗っていいのかと急に不安に襲われました。

その時友人が、ある学生団体に加入していることを知り、何かのきっかけになればと思い、私もその活動に参加するようになりました。

しかしその団体は数か月後、自然消滅してしまい、20人のメンバーのうち私1人だけ残ってしまいました。

普通であれば一人だけ残ったならやめる、という選択になると思いますが、私は一つの決断をしました。
それは私自身が新たな団体を立ち上げるという決断でした。

何故そのような決断をしたのか、その決断の根っこには、前の団体にいたときに主催した、長崎の企業が集まる就活イベントでの経験がありました。

そのイベントで長崎の中小企業の方とお話する中で、ひとつの疑問が頭に浮かびました。

なんでこんなにも素晴らしい魅力的な企業が長崎にはあるのに、周りの学生は長崎で就職先を探しもせずに、都会に行きたがるんだろう・・・。もっと中小企業の魅力を知ってほしい

その時、初めて長崎県が若者人口流出ワースト1位という事実を知りました。
他の地方都市も調べてみると、長崎県と同様に若者人口流出に関して悩みを抱えていました。

それをどうにか解決したい、そう思って団体の立ち上げに乗り出したのです。
立ち上げを決めた時は7人のメンバーが集まってくれました。

学生団体をなめていた

2020年4月。
私達の行う活動に関わるすべての人の笑顔が輪になって、リースのようになればいいなと思い、「学生団体スマイリース」と名付け、活動を始めました。

初めに私達が行ったのは中小企業をInstagramで紹介するという活動です。
最初は多くの企業さんから反応があり、正直楽勝だと、天狗の状態になっていました。

そんなある日、一気にメンバーが5人抜けるということが起きました。
その時はみんながやめていく原因もわからず、やめていく人に原因があると正直思っていました。
あの頃の自分は、本当に学生団体をなめていたし、メンバーに対しても他人事のように思っていました。

それと同時期に、色々な人にスマイリースの活動を根本から否定されたり、批判されたことがありました。
その方々も悪意ではなく、応援する気持ちがあったからこそ言ってくれたのだと今は思いますが、その時は自分の未熟さを指摘されたようで、悔しさのあまり、一日泣き明かしました。

何かのトップになる難しさを知った

私は昔から、リーダーやクラスの委員などの何かのトップに立つような性格ではなかったので、学生団体を設立した時も、代表になることに対しての自信はまったくありませんでした。

そんな私が覚醒した瞬間があります。それは前項で書いた悔しい思いです。
否定されたことで、「見返してやりたい」という気持ちから代表としての意識が向上しました。

その日を境に、私は生まれ変わりました。
あらゆる方々に頂いた言葉をしっかり受け止め、スマイリースが存在する目的や、今後行き着くゴール、私ができる代表の役目とは何かなどすべてを一から考え直すことにしたのです。

まず、私が意識するようにしたのは、「ありがとう」をきちんと伝えることです。
小さなことかもしれませんが、メンバーが協力的になったり、企業様から多くのありがたい言葉を頂くことが増えたように感じています。

A企業様「スマイリースさんのおかげで素敵な学生と出会えたよ。ありがとう!」

B企業様「素晴らしい活動してるね!応援してるよ!」

最近では、本当に多くの方々に期待されるようになりましたし、それと同時に求められることも増えてきました。

就活をやめ、起業を選んだ

まさか自分が起業するなんて、つい最近までは思っていませんでした。
なぜなら私の中で選択肢にあったのは、教師になるか、一般企業で働くか、の二択だったからです。

しかし、寝ている時にある夢を見たことで起業の選択が追加されました。

夢の中で私は小学生でした。将来の夢を紙に書いていて、私はその時ふざけて、「女社長」と書いたのです。思い返してみれば、それは夢ではなく、実際にあったことでした。
小学校時代の自分ことを、何故、このタイミングで夢に見たのか・・・不思議です。

それをきっかけに選択肢に、「起業」が追加され、三択になりました。

ただ、私には起業家になるという自信もなく、あまりにも想像できないことでした。
その様子に気づいたスマイリースのメンバー達や企業の方々が、背中を押してくれました。

「ちえさんについていきたい。ちえさんとこれからも一緒に仕事がしたい」

「宮川さんがやってきていることは立派な事業になってるよ。」

「宮川さんにはいつもパワーをもらっているよ」

「これからも採用について相談させてください!」

そういう声が沢山あって、長崎や各地方の若者の雇用を増やすという課題を解決するための事業を行う会社を立ち上げ、その会社の代表として使命感を持って解決に向かっていこう!と決断することができたのです。

そのためにもこの「バズプロ研究所」では、未来にダイブしながら、これからもあらゆる事を発信していきたいと思います!

学生に向けてメッセージ

起業という選択ができたのは、私にもともと才能があったからではありません。

だけど、この一度しか経験することのない学生生活、どう無駄にすることなく有効活用するのか、ということを考えた時、部活やサークル、アルバイト・・・、色々あると思いますが、「学生団体」という活動に出会えたことが、私を変えたのです。

皆さんには以前の私のように、選択肢を絞ってほしくないです。

その選択肢に何があるのか、どうやって大学生活を充実させるか、そもそも何からやったらいいか、わからない人もいると思います!そういう人は遠慮なく、気軽にメッセージください!私に少しでもできることがあれば、協力させて頂きます!共に、成長させてください。
そして、共に若いうちに色んな事に挑戦しておきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

最後に、家族や友人、スマイリースメンバー含め私を支えてくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。

この記事の作成者

宮川智慧

学生団体スマイリース創設者
株式会社PAL FLAGs 代表

大学4年生、21歳。進学を機に、地元熊本から長崎に。
長崎から地方を盛り上げようと奮闘中!2021年6月にその第一歩となる会社設立予定。

この記事を書いた人

バズプロ研究所

学生団体スマイリースは九州エリアの学生たちで​2020年4月に発足したおふざけ学生団体。

おふざけを愛し、おふざけに愛された若者たちで構成されたなぞ多き集団

おふざけという武器を用いて企業のPRを行なっている。