2021年7月21日に放送した未来ダイバーは、去年高校を卒業し県内の企業に就職した中路健人さん(20)です。
長崎県では2020年、高校生の県内企業への就職率が過去最高になるなど
県内就職の人気が高まっています。
長崎市出身の中路さんも、地元の企業で働きたいと 熱意をもって就職活動に取り組んだ一人です。
入社2年目の中路さんが任されている仕事は、「島原道路」の建設。
長崎県は「100年に一度の変革期」を迎え、新幹線や出島メッセの開業など新しい街づくりが進んでいます。
島原道路の建設は県が進めるビッグプロジェクトのひとつで、完成すると南島原市深江町から諫早インターチェンジまでの所要時間を約50分短縮することができます。
そんな大きな仕事に携われることに喜びを感じているといいます。
就職先を決めかねていたころ周囲は県外企業を勧めていましたが、地元企業で働き、長崎の街づくりに携わりたいとの強い思いがあり、採用試験が始まる直前まで悩んでいたといいます。
高校時代、親身になって進路の相談に乗ってくれていたというキャリアサポートスタッフの坂口先生にも話を聞きました!
中路さんの活躍を伝えると、「やっぱりね」と頷いていました。
地元に貢献したいという思いを聞いて、いまの職場を提案したそうです。
取材中は真摯に答えてくれた中路さん。
カメラを止めた瞬間に、緊張の糸が切れたのか…部屋の隅っこに隠れて汗を拭っていました。
その様子を同僚や上司の皆さんが微笑ましく見守っていて、とても良い雰囲気の職場だなと感じました。
キラキラ笑顔の中路さん。職場のムードメーカーだそうです。
夢は、「長崎を日本一住みやすい街にすること」と力強く語ってくれました。
現場で出会う地元の人たちとの他愛もない話を楽しんだり、工事が終わって感謝されたりと
人との関わりが多いことは、入社後に知った県内企業ならではの魅力だそう。
私も中路さんと同じ入社2年目。背中を押された気がします。
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