【前編】建設業界に全く興味がない学生が偏見だけで禁断の質問をしてみた

どうぞ、お入り下さい。

株式会社三基の平野です。宜しくお願いします。

興味がないのに暴きに来たチャレンジ精神は認めたいと思います。
逆に宮原くん覚悟しておいて下さい！！

なるほど、普通のインタビューではなくてカードに書かれた質問に答えるんだね。
私から見て右から2枚目のカードにします。

現場以外の仕事って？

あります！その前に、よく間違われるのですが、建設業の中には建築と土木の２種類があり、建築業は建物を建てることがお仕事で、土木は島と島を繋ぐ橋を建設したり、道路やトンネルを作るインフラ整備の仕事がメインになります。

はい、その中でも私は、工事現場の安全の指示をする現場監督の仕事をしています。現場監督の仕事にはExcelで作業方法をまとめたり、人・機械の配置を計算することや、工事が終わった後に検査書類を作ったりするデスクワークも含まれています。

もちろん現場に出ることもあります。例えば測量です。
たまに道路で棒を持ってる人と機械を覗き込んでる人を見たことありませんか？

そうです！あれは土地の広さや起伏を図っているんですよ。
最近は機械化が進んできて数値を自動で読み取って、読み取ったデータを自動で図面に起こしてくれるソフトが開発されているので作業効率が上がっています。

そうです。測量したものから資料を作って役所に提出、
材料の原価を計算する仕事もしています。
いざ工事が始まったら現場に出向いて作業員さんへの指示出しなどを行います。

もちろん体力を使う時もあります。ですが事務作業が８割なので1日動きっぱなしではないです。そういう意味でいうと、Excelを器用に使えたりソフトウェアに慣れるのが早い人などのPC能力に長けている人は向いているかもしれないですね。

採用で理系・文系を区別することはほとんどないです。安全管理をすることがメインの仕事なので、作業員さんや社員とコミュニケーションが取れることや、経験や資格が大事なので「学ぼう」という気持ちがあるかどうかが大切です。

あと、臨機応変に対応できる人が向いてるかもしれないですね。
施工の手順があってもうまくいかないことは多いので、その場面によって対応できる人が向いています。

はい。就職の時に学科もあまり関係ありません。逆に自分の学科で得た武器をアピールすることが面接で受かる秘訣かもしれないですね。

3枚目を引く前に宮原くん、少し建設業界に興味を持ってきたんじゃない？

では気を取り直して3枚目を引いてみます。