【応援隊長の取材後記】独自の技術だけじゃない!キラリと光る24歳の好奇心

応援隊長の中村葉月です!
出勤中に見る桜の美しさに心躍る今日このごろ。日中はポカポカの太陽の光がとても気持ちが良いですね。良い季節です。

この春、社会人デビューという方!おめでとうございます。
私ももうすぐ社会人3年目。あっという間です。

3月25日の放送では、時津町に本社を置く滲透工業(しんとうこうぎょう)に入社して6年の山下祐生さん(24)を取材しました。

落ち着いてインタビューに答えてくれた山下さん

山下さんが働く滲透工業は、西彼杵郡時津町に1963年に設立した「金属表面改質処理メーカー」です。
”金属表面改質処理”とは・・・!?

この金属のピンに

この、別の金属の粉をまぶして加熱することで・・・

こうなります!!!

見た目ではよく分からないかもしれませんが、この工程によって金属の強度が高まり寿命は3~5倍に伸びます。摩擦や高い温度にも耐えうる強さ、製鉄所や競技用自転車のチェーンなどに使われています。

これだけじゃありません。
山下さんが担当しているのは、工場の作業員の皆さんがより効率的に働けるようにするシステムの開発です。

こんなふうに、工場の中の温度や湿度をセンサーで感知して、コンピュータで管理。
作業員が快適な環境で働けるようにしています。

山下さん持ち前の探求心で、3年間プログラミングを勉強し開発に成功しました。
今後は、このシステムを県外の工場にも取り入れていく予定だそうです。

長年培ってきた独自の技術だけじゃなく、若手社員の発想が積極的に取り入れられています。

私も24歳。同い年とは思えないほど落ち着いていて、仕事に対する真剣な姿勢と行動力に刺激を受けました。

放送の様子はこちらからご覧ください!

この記事を書いた人

中村葉月

KTNアナウンサー。2020年入社。
つい先日まで学生だった私が、未来ダイバーの応援隊長として、長崎の若者たちの様々な取り組みを同じ目線で取材します。